競合サイトの被リンク調査|無料ツール・参照ドメインの見方と活用手順

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競合へのリンク元をたどり、自社の企画に活かす考え方

競合サイトの被リンクを調べると、どのサイトが、どの情報を紹介しているかを確認できます。まずは無料ツールで紹介元の傾向をつかみ、気になるリンク元を開いて、掲載された理由まで読むと自社の企画に活かせます。

ただし、被リンク数が多いだけで検索順位が高くなるとは判断できません。同じサイトからのリンクが多い場合もあれば、会社案内や会員一覧に掲載されている場合もあるためです。

この記事では、無料で調べられる範囲、被リンク数と参照ドメイン数の違い、競合との比較から企画を選ぶ手順を解説します。自社サイトを調べるSearch Consoleとの使い分けも整理します。

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競合の被リンクから、紹介される情報と場所を調べる

被リンクとは、外部サイトから自社や競合のページへ張られたリンクです。調査ではリンクの量だけでなく、紹介元の広がりと、リンク先になっている情報を確かめます。

被リンク数はリンクの本数、参照ドメイン数は紹介元サイトの数として分けて見る
同じ紹介元から複数のリンクがあっても、参照ドメインはまとめて数えます。

被リンク数と参照ドメイン数を分ける

被リンク数はリンクの本数、参照ドメイン数はリンクを張っているドメインの数を表します。同じ紹介元の複数ページからリンクされていれば、被リンク数が増えても参照ドメイン数は増えない場合があります。

たとえば、同じ集計条件でA社は120本・8ドメイン、B社は80本・30ドメインだったとします。これは見方を説明するための仮定例です。A社は一部の紹介元から複数のリンクを得ている可能性があり、B社はより多くのドメインから紹介されていると読めます。ここから、どちらのリンクが良質か、どちらが上位になるかまでは決められません。

見る項目分かること次に確かめること
被リンク数取得されたリンクの量同じ紹介元や全ページ共通のリンクに偏っていないか
参照ドメイン数紹介元ドメインの広がり業界・媒体・掲載理由にどのような違いがあるか
リンク先ページ外部から紹介されている情報会社案内、調査資料、解説記事など、何が紹介されているか

会社全体の傾向を知りたいならドメイン単位、特定の記事が紹介される理由を知りたいならURL単位で調べます。競合の会社サイト全体と自社の記事1本をそのまま比べると、差の意味が読み取りにくくなります。

ドメインパワーは同じツールの指標で比べる

「ドメインパワー」はサイトの強さを指す言葉として使われますが、ツールによって指標の名称や算出方法が違います。AhrefsのDRは、被リンクのプロフィールをもとにした0〜100の独自指標です。

DRはGoogleが付けた評価点ではありません。比較するときは同じツールを使い、リンク元やリンク先ページも合わせて確認します。別のツールのスコアと数値だけを並べたり、一定点数に達すれば上位表示できると考えたりする使い方は避けましょう。

AhrefsはDRを、外部リンクをもとに他サイトと比較する相対的な指標と説明しています。点数だけでサイトの品質を判断するものではありません。

出典:Ahrefs|ウェブサイト権威性チェッカー(要約・2026年10月23日確認)

無料ツールと詳細分析を、目的に合わせて選ぶ

競合の概要を知る段階なら、公開の無料チェッカーから始められます。リンク元を詳しく比較したい、まとまったデータを出力したいという段階で、必要な機能と利用条件を確認します。

競合向けの公開ツールと管理権限が必要な自社向け機能を区別する
無料でも他社を調べられますが、表示範囲や利用条件はツールごとに異なります。

Ahrefsの公開チェッカーとLYNXで概要を確かめる

Ahrefsの公開被リンクチェッカーでは、対象のドメインやURLを入力して、被リンクの概要や表示されるリンク元を確認できます。2026年10月23日に公式サイトのドメインで試した際は、参照元ページ、アンカーテキスト、リンク先URLを確認できました。アンカーテキストは、リンクとして表示されている文字のことです。

LYNXにも公開の無料被リンクチェックツールがあります。いずれも、まず紹介元の傾向を見る用途で検討できます。ただし、ツールが見つけたデータと、画面に表示される範囲は分けて考えてください。無料画面だけで競合の全リンクを取得できるとは限りません。

また、Ahrefsの公開チェッカーと、確認済みの自社サイト向けに使う「Ahrefs Free」は別の仕組みです。有料機能の案内も同じページに載ることがあるため、必要な機能が無料の範囲に入るかを確かめます。

Ahrefsは公開の被リンクチェッカーを提供する一方、Ahrefs Freeの一部機能は確認済みサイトを対象としています。LYNXも無料ツールを公開し、取得時点やデータ元による違いを説明しています。

出典:Ahrefs|被リンクチェッカー・Ahrefs Free・LYNX|被リンクチェックツール(要約・2026年10月23日確認)

Bingで自社と他社の共通・差分を比べる

Bing Webmaster Toolsの被リンク機能では、自社と、ほかの最大2サイトを比較できます。自社にもリンクしている紹介元、自社にはリンクしていない紹介元を分けると、確認する掲載先を絞れます。

利用にはアカウントと自社サイトの追加・確認が必要です。Google Search Consoleからの取り込みは選択肢の一つで、それ以外の確認方法もあります。競合サイトを自社の管理サイトとして登録する必要はありません。

表示されるのは代表的なサンプルです。共通の紹介元が見つからなかった場合も、リンクが存在しないと断定せず、対象範囲と表示条件を見直します。

Bingは、任意サイトとの被リンク比較、共通する参照元、自社にリンクしていない参照元の絞り込みを案内しています。レポートは全リンクを網羅するものではありません。

出典:Bing|Backlinks・サイトの追加と確認(要約・2026年10月23日確認)

詳細な比較や出力は契約条件を確認する

競合ごとの参照ドメイン、アンカーテキスト、新規・消失したリンクなどを詳しく調べたい場合は、AhrefsやSemrushの関連機能が候補になります。競合にはリンクがあり、自社にはない紹介元を探す比較機能もあります。

導入前には、調査対象、閲覧できる件数、データの履歴、CSV出力の上限を確認しましょう。無料アカウント、期間限定の試用、有料契約は利用条件が異なります。「競合3社の紹介元を比較して出力したい」のように作業を決めてから選ぶと、必要な契約を判断しやすくなります。

候補主な使いどころ利用前の確認
Ahrefs公開チェッカー・LYNX紹介元の概要をつかむ表示対象と取得範囲。無料表示を全件と考えない
Bing Webmaster Tools自社と他社の共通・差分を確認する自社サイトの追加・確認、比較のサンプル範囲
Ahrefs・Semrushの詳細機能複数サイトの調査やデータ整理を進める契約ごとの機能・件数・履歴・出力条件
Google Search Console権限のある自社サイトのリンクを確認する競合の任意サイトを調べる機能ではない

AhrefsのLink Intersectは競合と自社の紹介元の違いを調べる機能です。Semrushも、参照ドメイン、アンカー、新規・消失リンクや被リンクの差分を調べる機能を案内しています。

出典:Ahrefs|Link Intersect・Semrush|被リンク分析(要約・2026年10月23日確認)

Ahrefsで競合調査をする方法|流入キーワード・被リンクの見方と無料の範囲Ahrefsで競合調査をする方法|流入キーワード・被リンクの見方と無料の範囲流入キーワードや被リンクを、Ahrefsの各レポートで調べる手順を確認できます。関連記事|マーケティングノート

Search Consoleは権限のある自社サイトに使う

Google Search Consoleのリンクレポートでは、アクセス権のある自社サイトについて、リンク元サイトやリンク先ページを確認できます。競合のURLを自由に入力して調べる用途には使えません。

自社の紹介元を把握しておき、競合調査ツールで見つけた掲載先と照らす使い方ができます。ただし、Search Consoleも全リンクを網羅しているわけではなく、重複の整理やサイトのまとめ方がほかのツールと異なります。自社のSearch Consoleの件数と、競合の別ツールの件数をそのまま比較しないようにしましょう。

Googleはリンクレポートをサンプルと説明し、重複を整理して表示するとしています。すでに削除されたリンクが含まれる場合もあり、nofollowの有無は表示されません。

出典:Google Search Console|リンクレポート(要約・2026年10月23日確認)

競合の被リンクを調べる4つの手順

調査は、対象範囲をそろえ、紹介元の重複を整理し、実際の掲載内容を読み、比較記録を残す順で進めます。最初からすべての行を精査せず、自社のテーマと関係の深い紹介元から確認しましょう。

条件をそろえて抽出し、実際のリンク元ページで紹介の理由を確かめる
数値を一覧にしたら、リンク元を開いて掲載箇所と前後の説明を確かめます。

対象サイトとページの範囲をそろえる

まず、何を知りたいかで対象を決めます。会社全体の紹介元を知るならドメイン、ある記事が引用される理由を知るならページURLを使います。競合の候補は、同じ商品を売る会社に加え、自社が取りたい検索語で上位に出るサイトから選びます。

ツールに範囲の選択がある場合は、ドメイン全体、サブドメインを含む範囲、特定のディレクトリ、単一URLを区別してください。ブログだけを比べるつもりで、片方に会社サイト全体を含めていないかを確認します。

自社と競合の条件は同じにし、確認日も残します。新規・消失リンクなどの期間を選べるレポートでは、その期間もそろえます。

参照ドメインから重複を整理する

最初に参照ドメインの一覧を見て、どのような紹介元があるかをつかみます。同じサイトから多数のリンクがある場合は、代表するページを開き、各記事の本文から紹介されているのか、フッターなどの共通部分に載っているのかを確認します。

その後、自社のテーマに関係する媒体や、複数の競合に共通する紹介元を候補に残します。自社にない紹介元だからという理由だけで、すべてを営業先にする必要はありません。掲載条件や読者が合うかを調べる段階です。

リンク元を開き、紹介の理由を読む

一覧に表示されたリンク元URLを開き、リンクの前後の文章と、実際のリンク先を確認します。調査データの引用、解説の補足、取材、会員・取引先の紹介では、掲載された理由が違います。

たとえば、競合の調査結果がグラフとともに引用されているなら、注目するのは掲載媒体名だけでなく、調査対象・集計方法・情報の新しさです。自社が同じテーマについて確かな情報を出せるかを考えます。

ページが開けない、リンクが見つからない場合は、その状態を記録します。ツールの検出後に変更された可能性もあるため、確認できなかった行を「現在も掲載中」と扱わないことが大切です。

自社との違いと確認日を記録する

表計算ソフトにまとめる場合は、最初に調査日・使用ツール・対象範囲を記入します。各行には、参照ドメイン、リンク元URL、リンク先URL、掲載理由、確認状態、次の対応を残すと見直しやすくなります。

「競合の調査資料を引用/自社に該当資料なし/調査の実施可否を確認」のように、観察した事実と、これから判断することを分けて書きます。スコアを保存する場合も、どのツールの指標かが分かる列名にしてください。

大量のURLを出力できても、一覧ができた段階では調査は終わっていません。担当者が掲載内容を確かめ、次に何をするかまで選ぶことで、企画やリライトにつながります。

Semrushで競合調査をする方法|キーワード差分・広告の見方と無料の範囲Semrushで競合調査をする方法|キーワード差分・広告の見方と無料の範囲キーワードの差分、広告、被リンクをSemrushで調べる手順を解説します。関連記事|マーケティングノート

リンク元の掲載理由を、自社の企画に活かす

調査から企画を選ぶときは、「同じ場所にリンクを載せられるか」より先に、なぜ紹介されているかを考えます。読者の疑問に答える情報を、自社の経験やデータで提供できるかが判断の軸になります。

競合が引用された理由と自社が提供できる情報を照らして企画を選ぶ
競合と同じ掲載先を追う前に、自社が役立つ情報を提供できるかを考えます。

引用・取材・会員一覧を分けて考える

同じ被リンクでも、情報の価値による引用と、所属関係による掲載では取り組み方が違います。以下は掲載理由から対応を考える仮定例です。特定の競合の実績や、掲載が約束された施策ではありません。

掲載の理由確認すること自社で考える対応
独自調査の引用何の数値が、どの説明で引用されているか調査対象と方法を示せる独自データを企画する
解説記事へのリンク読者のどの疑問を補っているか実務例や手順を加え、既存記事を充実させる
会員・認定事業者の一覧加入・認定などの掲載条件自社に該当する関係がある場合に情報の正確さを確かめる
ニュースの転載・紹介原文の発信元と、同じ情報の転載範囲発表内容と、それを伝える相手の適合性を見直す

転載でリンクが増えている場合は、同じ発表をもとにした掲載を分けて数えます。掲載数だけを見て、複数の媒体がそれぞれ独自に取材したと判断しないようにしましょう。

顧客に役立つ情報と実行負担で優先する

企画候補は、顧客の疑問に答えられるか、自社に説明の根拠があるか、公開後も更新できるかで絞ります。すでに関連する記事があるなら、新しいURLを増やす前に、足りない説明を補う方法を検討します。

たとえば業務ソフトの会社なら、競合が紹介されている資料を見て、自社の導入支援で多い質問を手順書にまとめる案が考えられます。一方、十分な調査対象を集められない段階で、大規模な業界調査を急いで作る必要はありません。

公開後は、実際に紹介されたページ、参照元からのアクセス、自社で計測できる問い合わせなどを確認します。リンク数の増減だけで売上への効果を断定せず、公開した情報と自社の成果を分けて記録しましょう。

競合サイト分析のやり方|見るべき7項目・無料で調べる範囲競合サイト分析のやり方|見るべき7項目・無料で調べる範囲数字と公開ページを照らし、サイトの説明や導線を比べる手順を確認できます。関連記事|マーケティングノート

数やスコアだけで、リンクの良し悪しを決めない

被リンク調査で見える数値や属性は、掲載内容を読むための手掛かりです。高スコアの紹介元なら無条件によい、nofollowなら不要というように、一つの項目だけで判断しないようにします。

独自スコアだけで判断せずリンクが載っている文脈を確認する
独自スコアやリンク属性だけで、掲載内容の良し悪しは決められません。

nofollow・sponsored・ugcは掲載の関係を示す

リンクの属性には、広告や有料掲載を示すsponsored、利用者が投稿した内容を示すugc、リンク先との関係を示すnofollowなどがあります。これらはリンクが置かれた関係を示すもので、ページの内容が悪いことを意味する印ではありません。

紹介先の読者と自社の顧客が合っているか、説明が正確か、リンク先が役立つかを合わせて見ます。なお、Search Consoleのリンクレポートではnofollowの有無は分かりません。属性が表示されないことと、属性が付いていないことを混同しないでください。

Googleは、有料・広告リンクにsponsored、利用者が投稿したリンクにugcを使う方法などを案内しています。nofollowもリンク先との関係を示す属性です。

出典:Google Search Central|外部リンクの関係を伝える(要約・2026年10月23日確認)

不審なリンクを見つけても、否認を急がない

知らないサイトや低いスコアのリンク元があっても、それだけで自社サイトの問題とは判断できません。まず、リンク先や掲載の文脈、自社の過去の施策、Search Consoleの手動による対策の表示などを確認します。

Googleは、大部分のサイトでリンクの否認ツールを使う必要はないと説明しています。誤った否認は自社の検索での掲載状況に影響する可能性があるため、競合比較の一覧から一括で否認対象を決める運用は避けましょう。

Googleは、不自然・低品質なリンクが多数あり、そのリンクに関連する手動対策を受けた、または受ける可能性が高い場合などに否認を検討すると説明しています。通常の被リンク調査で常に行う処理ではありません。

出典:Google|サイトへのリンクを否認する(要約・2026年10月23日確認)

新しく紹介を増やす施策でも、検索順位の操作を主な目的にしたリンクの売買や大量交換は避けます。競合にそのようなリンクが見つかったからといって、自社でも同じ方法を取る必要はありません。広告として掲載する場合の属性と、読者に提供する情報の内容を整理してください。

Googleは、順位操作を目的とするリンクの売買や過度な交換などをリンクスパムとして挙げています。一方、広告などのリンクを適切な属性で示す方法も案内しています。

出典:Google Search Central|リンクスパム(要約・2026年10月23日確認)

比較検討中の見込み客へ、自社の価値を届ける

競合サイトの調査を踏まえた集客施策として、ライバルマーケティング広告の仕組みと活用方法をご案内します。

ライバルマーケティング広告を見る

競合の被リンク調査でよくある疑問

無料での調査は可能ですが、データの範囲やGoogle検索との違いを理解して使う必要があります。取得できない情報を無理に埋めず、確認できた事実を記録しましょう。

調査対象と確認日、未確認の情報を区別して記録する
取得できなかった情報は、ゼロへ置き換えず未確認として残します。

無料だけで競合を調べられますか?

公開の被リンクチェッカーやBing Webmaster Toolsなどで、競合の概要や紹介元の一部を調べられます。全リンクの取得や詳細な履歴、大量の出力まで必要な場合は、必要な機能と契約条件を確認してください。自社向けの無料機能と、任意の競合を調べる無料機能は区別します。

表示されないリンクは存在しませんか?

存在しないとは判断できません。ツールごとに収集対象や更新時期、表示上限が異なります。リンクが削除されてもレポートに残る場合もあるため、気になる掲載先は実際のページを開き、確認できない情報は未確認として残します。

Google検索だけで被リンクを集められますか?

社名や資料名を検索すると、紹介されたページを見つける手掛かりになります。ただし、通常の検索結果の件数は、競合への被リンク数としては使えません。リンク調査ツールの一覧と、実際の掲載ページの確認を組み合わせてください。

ExcelやAIで整理するときの注意は?

出力データを使う場合は、取得日、対象範囲、元のURLを残します。AIに掲載理由の分類を手伝わせても、取材・広告・会員一覧などの判定はリンク元を開いて確認してください。ツールから取得できなかった項目やAIが判定できなかった行を、ゼロや確認済みに置き換えないようにします。

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