X(Twitter)競合分析のやり方|無料で調べる項目・比較例とツール

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X(Twitter)競合分析のアイキャッチ

X(旧Twitter)の競合分析は、他社の公開投稿を同じ条件で比べ、自社が次に発信する内容を考える作業です。フォロワー数の順位だけを見るより、誰の疑問に答え、どんな説明や見せ方に反応が集まっているかを読みます。

公開アカウントや投稿を手作業で調べるところから始められます。ただし、競合のリンククリック数や問い合わせ数まで分かるわけではありません。分析ツールも、無料プランで自社を分析できる範囲と、競合を比較できる契約範囲が異なります。

この記事では、検索とリストを使った投稿の集め方、公開反応を比べる計算例、ツールの選び方、調査を自社の投稿改善へつなげる方法を説明します。

この記事でわかること

  • 競合の公開投稿で調べられる項目と、確認できない情報
  • 期間・投稿の種類・計算式をそろえて比較する手順
  • 無料調査と有料ツールを使い分け、次の投稿を決める方法

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競合の公開投稿から、発信内容と反応を調べる

まず、競合が伝えている内容と、公開された数字を分けて記録します。数字が大きい投稿を探すだけでなく、商品の使い方や導入前の不安にどう答えているかを読むと、自社で補う説明が見えてきます。

公開情報と確認できない情報を分ける図
競合の公開投稿から分かる範囲と、非公開の成果を分けて考える。

投稿のテーマ・形式・案内先を一緒に見る

プロフィール、固定された投稿、最近の投稿を開き、対象にしている顧客、主な話題、画像や動画の使い方を確認します。投稿から商品説明、資料、予約など、どこへ案内しているかも見ます。

例えばオフィス清掃の会社なら、作業後の写真を見せる投稿と、料金に含まれる作業を説明する投稿では役割が違います。反応の件数と一緒に「何を判断できる説明だったか」を残すと、後から企画へ戻しやすくなります。

調べる項目公開情報で見る内容読み取る際の注意
投稿の内容話題、形式、写真、案内先見せ方と説明の役割を読む
公開の反応いいね、リポスト、返信など反応した人数や購入数とは異なる
表示回数投稿に表示された回数同じ人の再閲覧や本人の閲覧を含む
フォロワー数確認時点のアカウント規模過去の増減や属性は現在値だけでは不明
サイトでの成果公開事例など、根拠がある範囲クリック・問い合わせ・売上を反応数から算出しない

表示回数は、見た人の人数として扱わない

Xの表示回数は延べの回数です。同じ人が複数回見た場合や、投稿者自身が見た場合も含まれます。表示回数が1万回でも、1万人が見たとは読み替えられません。

また、すべての投稿に表示回数が出るとは限りません。確認できない値は「未取得」として残します。公開反応は発信の手がかりとして使い、競合の顧客数や売上の実数とは分けて読みます。

Xは、同じ利用者の複数回の閲覧や投稿者の閲覧も表示回数に含まれると説明しています。一部の投稿では表示回数を確認できません。プロモーションされた投稿にも表示回数が出るため、公開値をすべて自然な拡散によるものとは判断しません。

出典:Xヘルプ「ポストの表示回数」(要約・2026年10月23日確認)

比べる相手と期間をそろえる

競合を選ぶ基準は、自社と同じ顧客の疑問に答えているかどうかです。大手だけを並べると、知名度や広告、既存のファンの違いが大きく、投稿の説明を比較しにくくなることがあります。

比較するアカウントと期間をそろえる図
同じ顧客の疑問に答えるアカウントを、同じ期間で見る。

顧客と利用場面が近いアカウントを選ぶ

同じ商品・サービスを扱う企業を中心に、顧客が同じ場面で参考にしそうなアカウントを候補にします。オフィス清掃なら、企業向けの定期清掃と、家庭向けの単発清掃では、料金や作業への疑問が異なります。

最初は読み切れる数に絞ります。例えば直接の競合2社と、説明が参考になる1社を選び、対象にした理由を一行ずつ書く方法です。「3社が正解」という決まりではなく、今回知りたいことに必要な相手を選びます。

通常投稿とキャンペーンを分け、経過時間も記録する

同じ月や週など、比較期間をそろえて投稿を集めます。抽選への参加条件がリポストになっている投稿は、通常の解説投稿と分けます。返信や自社によるリポストを、通常投稿の件数に含めるかも決めてください。

投稿直後の数字と、数週間たった数字をそのまま比べるのも避けます。継続して調べる場合は「投稿から約24時間後」など、確認する時点をそろえる方法があります。過去の投稿ではその時点を復元できないため、投稿日と実際の確認日時を残します。

比較条件には、期間だけでなく、対象にする投稿の種類と、数字を確認した時点も含めます。条件が違う投稿は、表の中で区別しておきましょう。

検索とリストで、対象の投稿を集める

無料で調査を始めるなら、Xの検索で対象アカウントと期間を絞り、投稿のURLを記録します。継続して読む相手はリストにまとめると、普段のタイムラインと分けて確認できます。

検索とリストで投稿を集める図
高度な検索で条件を絞り、リストで継続して確認する。

ブラウザーでXへログインし、検索後のフィルターやメニューから「高度な検索」を開きます。「アカウント」の送信元に対象のユーザー名を入れ、「日付」で期間を指定して検索します。商品の使い方だけを読みたい場合は、関連する単語も加えます。

検索結果では、実際の投稿日時と内容を確かめます。「話題」の結果だけを見ると反応が集まった投稿へ偏るため、最新の投稿も確認して、普段の発信を把握します。検索に出た分だけで、その期間の全投稿を漏れなく集めたとは扱いません。

Xの高度な検索は、X.comにログインした状態で利用する機能です。単語、アカウント、日付などを組み合わせて検索条件を指定できます。

出典:Xヘルプ「Xの高度な検索の使い方」(要約・2026年10月23日確認)

継続して見る相手は、リストの公開範囲を決める

リストでは、追加したアカウントの投稿をまとめて読めます。競合調査用のリストを自分だけで使いたい場合は、作成時に非公開を選びます。初期設定のまま公開してよいか、目的に合わせて確認してください。

リストは日々の確認に使い、分析表には投稿URL、投稿日、確認日時、テーマ、形式、公開された数字を残します。重要な投稿は原文へ戻れるようにしておくと、後から担当者が変わっても判断を確かめられます。

Xリストのタイムラインには、リストに追加したアカウントの投稿が表示されます。作成時の初期設定は公開で、非公開にする選択肢があります。

出典:Xヘルプ「Xリストについて」(要約・2026年10月23日確認)

【2026年最新】X(旧Twitter)運用完全ガイド|アルゴリズム変化・Grok AI・プレミアム機能・スレッド戦略まで【2026年最新】X(旧Twitter)運用完全ガイド|アルゴリズム変化・Grok AI・プレミアム機能・スレッド戦略までX全体の運用や、投稿の企画・発信を見直したい方に。関連記事|マーケティングノート

公開反応は、同じ集計方法で比べる

投稿を集めたら、件数の多さと、アカウントの規模に対する反応を分けて見ます。「エンゲージメント率」と書かれた数字も、含む反応や分母が違えば、同じ意味にはなりません。

公開反応を同じ計算式で比べる図
公開反応数の範囲と分母を決め、比較用の比率として使う。

含める反応と、計算の分母を明記する

手作業の比較では、例えば「公開反応数=いいね数+リポスト数+返信数」と定義して集計します。この合計は、本記事で使う比較用の数値です。リンククリックなどを含むXの全エンゲージメントを取得したものではありません。

フォロワー数で割る場合は「公開反応数÷確認時点のフォロワー数×100」と計算式を付けます。フォロワー以外の反応も含まれ得るため、「フォロワーの何%が反応した」とは読めません。表示回数で割った値とも区別します。

件数と比率が違う見え方になる例

次は計算方法を説明する仮定例です。実在する企業のデータではありません。両社の通常投稿を、投稿から約24時間後に確認したとします。

項目A社の投稿B社の投稿
確認時点のフォロワー数3,0006,000
公開反応数6090
フォロワー数で割った比率2.0%1.5%
確認した時点投稿から約24時間後投稿から約24時間後

件数ではB社が多く、フォロワー数で割った比率ではA社が高くなります。この違いは、それぞれの投稿を読む手がかりになります。ただし、どちらが多く受注したか、どの表現が反応の原因だったかは、この表からは分かりません。

一つの投稿だけで判断せず、同じ種類の複数の投稿を見ます。全体の合計が多い理由が投稿数の多さなのか、数件の大きな反応なのかも確認します。表示が省略された概数を使う場合は、そのことを表へ添えます。

比率を報告するときは、計算式・確認時点・対象投稿をセットで残します。分母がゼロ、または取得できない場合は、無理に比率を計算しません。

SNS競合分析のやり方|比較6項目・ツールと改善例SNS競合分析のやり方|比較6項目・ツールと改善例複数のSNSを比較する際の項目や、分析の考え方を解説します。関連記事|マーケティングノート

ツールは、無料枠と競合比較の条件を確認して選ぶ

調べるアカウントや投稿が増えると、集計や履歴の保存にツールが役立ちます。選ぶ際は、自社の分析機能だけで判断せず、競合を何件登録でき、どの期間のデータを取得できるかを確認します。

無料枠と競合比較の契約範囲を分ける図
無料プランの有無と、競合比較が利用できる条件を分けて確認する。

手作業・SINIS・SocialDogで使える範囲の違い

調べ方始め方・無料の範囲競合比較で確認する条件
Xの公開投稿を手作業で確認検索やリストで公開投稿を読む収集の抜け、確認日時、記録する件数
SINIS for X無料Liteは自社の基本分析。直近45日・月30投稿までStarterは競合5アカウント、Basicは10アカウントまで
SocialDogFreeは基本分析など。競合比較とは範囲が異なる競合分析はBusinessで10、Enterpriseで30アカウント

2026年10月23日に確認したSINISのStarterは、利用する自社のXアカウント1つにつき月額11,000円(税込)です。無料Liteに競合分析は含まれていません。自社の投稿取得件数にも上限があるため、「登録した全投稿を後から必ず見られる」とは考えないようにします。

SINISの現行料金表では、競合分析はStarterが5アカウント、Basicが10アカウントまでです。有料プランへ変更しても、過去に取得されなかった投稿データは閲覧できないと説明されています。

出典:SINIS for Xの料金・利用条件(要約・2026年10月23日確認)

SocialDogは、競合アカウントの投稿数、フォロワー数、反応などを比較する機能を案内しています。Businessの年払い換算は月額19,800円(税抜)という表示です。月払いの金額と混同せず、支払い条件も合わせて確認します。

SocialDogの競合分析ページは、Businessで10、Enterpriseで30の競合アカウントを登録できると案内しています。Freeの基本分析と、競合分析の対象プランは分けて確認します。

出典:SocialDogの競合分析/料金プラン(要約・2026年10月23日確認)

登録前の履歴と、数値の更新範囲を確かめる

導入前に、実際に調べたい競合アカウントを伝え、投稿やフォロワーの履歴をどこまで取得できるか確認します。過去の投稿を取れる範囲と、登録後から蓄積するデータは同じとは限りません。

次に、数値の更新頻度、投稿後いつまで数値を更新するか、CSVなどへの出力、反応率の計算式を確認します。欲しい比較表を一度作れるかどうかを、ツール選びの基準にします。対象アカウント数と出力の条件が合えば、日々の記録の負担を減らせます。

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分析メモを、次の投稿で試す改善案へ変える

調査の終わりには、競合の順位表よりも、自社が何を変えるかを残します。観察した内容と、反応した理由の仮説を分けると、根拠のない成功法則を持ち込まずに企画を考えられます。

観察から投稿改善と自社検証へ進む図
競合の反応を仮説にし、自社で試した結果を確かめる。

顧客が判断できる説明を一つ増やす

オフィス清掃の会社を想定した仮定例です。競合の投稿で「夜間の作業範囲」を説明した画像に反応が集まり、返信にも「営業中の作業を避けられるか」という質問が見つかったとします。

確認できたのは、投稿の内容、公開反応、実際の返信です。「夜間対応が受注を増やした」は、まだ分かりません。自社の顧客にも時間帯への不安があるか、営業や問い合わせの記録で確かめます。

そのうえで、自社が対応できる作業時間、入室から退出までの手順、対応範囲を説明する投稿を作る案が考えられます。写真や文章をそのまま写さず、自社で確認した条件と素材を使います。

変更した日と内容を残し、自社の投稿の反応に加えて、リンク先への訪問や問い合わせなど、今回の目的に合う指標を確認します。競合の反応から仮説を作り、その仮説が自社でも役立つかを確かめます。

AIの分類や要約は、元の投稿と照合する

AIには、確認した投稿の文章、URL、取得日を渡して、話題や形式の分類を頼めます。「観察できた内容と、改善の仮説を分けて整理して」と指定すると、企画メモを作る補助になります。

アカウントのURLを渡しただけで、全投稿が最新の状態で収集されたとは考えません。出力された事実は元の投稿と照合し、数字の対象期間や抜けも確認します。AIが推測した「反応が良かった理由」は、自社で試す候補として残します。

Xの競合分析で迷いやすい疑問

無料調査や公開数値の意味を押さえると、必要な機能を選びやすくなります。競合の投稿を調べる際によく迷う点を整理します。

分析で迷う公開数値と取得条件を整理する図
表示回数の意味や、ツールが取得できる範囲を確認する。

競合のXアカウントは無料で分析できますか?

公開されているプロフィールや投稿を読み、数字を手作業で記録するところから始められます。検索の一部機能ではログインが必要です。ツールの無料プランがあっても競合比較まで無料とは限らないため、対象プラン、登録件数、履歴を確認してください。

X公式アナリティクスで競合も調べられますか?

X公式アナリティクスは、自分のアカウントや投稿の反応などを確認するための機能です。他社の非公開の分析画面を見るものではありません。利用条件を公式案内で確認し、自社の詳しい分析と、競合の公開情報の比較を使い分けます。

Xの公式案内は、自分の投稿・動画・広告などの分析と、利用できる指標を紹介しています。この案内を根拠に、他社のクリックや広告成果も見られるとは判断しません。

出典:X Businessのアナリティクス案内(対象機能の要約・2026年10月23日確認)

表示回数から、誰がよく見ているか分かりますか?

表示回数という数字は、閲覧者の一覧や特定の人の訪問回数を示すものではありません。延べの回数として扱い、いいねや返信をした人と、閲覧した人も同一とは考えないようにします。

数字が出ない投稿は、反応ゼロとして集計しますか?

未取得の数字をゼロへ置き換えません。投稿URL、確認日時、取得できなかった項目を残します。比較の比率を作る際も、分母に必要な値が不明なら計算対象から分け、集計から外した件数を記録します。

分析アプリは、名前や無料表示だけで選んでよいですか?

まず、競合投稿の比較が目的なのか、自分のフォロー整理など別の目的なのかを分けます。公式ページで、現在提供している機能、取得範囲、必要な連携権限、料金を確認してください。過去の紹介記事に載る機能が、現在も利用できるとは限りません。

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