Similarwebの競合調査|無料の範囲・アクセス数とキーワードの見方

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競合サイトの推計データから流入の違いを考える図

Similarweb(シミラーウェブ)を使うと、競合サイトへの訪問規模や流入経路、検索キーワードなどを調べ、自社との違いを考えられます。調査では、サイトを入力して数値を見るだけでなく、期間・国・端末などの条件をそろえ、次に確認するページや施策を絞ります。

たとえば、競合の自然検索の割合が高くても、自社より検索からの訪問が多いとは限りません。割合と訪問規模を一緒に読み、その違いがどのページや検索語から生まれているかを確かめることが大切です。

この記事では、Similarwebで競合調査を進める手順、無料ツールと詳細分析の違い、数字の見方、改善案へのつなげ方を解説します。数値を使った比較例は説明用の仮定です。

この記事でわかること

  • 調査対象と条件をそろえて競合を比べる方法
  • アクセス数・流入経路・キーワードの読み方
  • 推計データから、自社で試す施策を選ぶ手順

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Similarwebで競合調査をすると何が分かるか

Similarwebは、Webサイトのトラフィックや検索に関するデータを使い、競合の集客傾向を調べるサービスです。競合の内部資料を閲覧するものではないため、表示された指標の意味と取得範囲を読んで使います。

推計のグラフと確認メモを組み合わせて読む図
推計データを同じ条件で比較し、詳しく調べる違いを選びます。

競合サイトの推計データを、自社との比較に使う

サイト全体の訪問数、訪問の増減、流入経路の構成などを見ると、競合がどこから人を集めているかを考えられます。自社だけの数字では分かりにくい、市場や他サイトとの動きの違いを調べる材料になります。

通常の競合調査で使う数字は、複数のデータ源とモデルによる推計です。競合が直接計測しているデータと完全に一致する数値として扱わず、同じサービス・指標・条件で並べます。

Similarwebは、直接計測データ、貢献ネットワーク、公開データ、パートナーからの情報を組み合わせてモデル化すると説明しています。また、推計と直接計測の数値が完全に一致することは想定していません。

出典:Similarweb|データの測定方法/Data Accuracy(該当本文の要約・2026年10月23日確認)

自社の改善を評価するときには、自社で計測した訪問や問い合わせの記録も使います。競合との相対比較と、自社で変更の結果を確かめる作業をつなげましょう。

訪問規模から検索語まで、知りたいことを分ける

最初に、「競合の集客規模を知りたい」「伸びている流入経路を探したい」「自社が扱っていない検索テーマを見つけたい」のどれを決めたいかを整理します。見るレポートを絞ると、数値を集めるだけで終わりにくくなります。

サイト全体のトラフィック、検索キーワード、人気ページなどは、同じ指標ではありません。また、見られる機能や履歴、国別の条件は利用環境によって異なります。今回必要な情報が表示されるかを確認してください。

Similarweb以外の手段も含めて選びたい場合は、目的別のツール比較も参考になります。

競合調査ツールおすすめ15選|無料の範囲・目的別の選び方【2026年】競合調査ツールおすすめ15選|無料の範囲・目的別の選び方【2026年】調べたい情報に合わせて、無料・有料の競合調査ツールを比べられます。関連記事|マーケティングノート

調査するサイトと条件をそろえる

最初に対象サイトと比較条件を決めます。画面の名前や配置は変わることがあるため、現在表示される案内と公式ヘルプを確認しながら進めましょう。

期間と対象国と端末範囲をそろえる調整図
サイト・期間・国・端末などの条件を残して比較します。

競合のドメインと、比べる事業の範囲を確認する

自社と同じ顧客が検討する会社や、同じ検索語で見つかるサイトを候補にします。知名度が高いだけの企業を選ぶより、今回改善したいサービスや検索テーマとの関係を確かめるほうが役立ちます。

入力するドメインが、会社全体、サービス専用サイト、メディアのどれかを確認します。複数事業を持つ企業の全体と、一つのサービスだけのサイトでは、訪問規模の違いをそのまま競争力の差とは言えません。

サブドメインを含むか、特定のページやフォルダを分析しているかも残しましょう。レポートごとに対象範囲を確認し、サイト全体の値から個別商品の人気まで決めないようにします。

期間・国・端末とデータの種類を合わせる

Website Analysisで対象サイトを選び、比較機能を使う場合は競合を追加します。期間、対象国、端末の条件を合わせ、同じ指標で比べてください。利用できる国のフィルターなどにはプランによる違いがあります。

公式ヘルプは、Website Performanceで比較するサイトを追加し、期間・地域・データ種別の条件を設定する手順を紹介しています。利用可能な国の条件は契約内容に依存すると説明しています。

出典:Similarweb|View Website Performance(操作手順の要約・2026年10月23日確認)

日本向けの集客を考えるなら、世界全体の数字と日本の数字を混ぜないようにします。国を選べない画面では、その範囲のまま比較し、日本国内だけの結果として説明しないでください。

調査メモには、サイト、レポート名、対象期間、国、端末、確認日を書きます。直接計測したデータを表示する設定がある場合は、モデルによる推計と分けて記録すると、見直す際に条件を追えます。

無料ツールと、詳細分析の利用条件を分ける

公式のWebsite Traffic Checkerは、無料のツールとして公開されています。入力欄にドメインを入れ、候補から対象サイトを選ぶ案内です。まず概要を調べたい場合の入り口になります。

公式の無料チェッカーは、検索欄へサイトのアドレスを入力し、候補のドメインを選んで分析する方法を案内しています。

出典:Similarweb|Website Traffic Checker(無料ツールの案内の要約・2026年10月23日確認)

無料チェッカーと、アカウントで利用する詳細な分析、期間限定の無料体験は分けて考えます。表示件数や履歴、比較・書き出しなど、必要な機能が今回の画面で使えるかを確認しましょう。

継続的に複数サイトを調査する場合は、対象国、必要な履歴、キーワードやページの詳細、チームでの利用、出力方法を整理してから検討します。料金や試用条件は変更されるため、申し込む画面の契約期間・請求条件を確認してください。

アクセス数と増減を読み違えない

概要を見るときは、数字の大きさより先に、何を数えた値かを読みます。その後で、増減の時期や流入経路と照らし、詳しく調べる箇所を選びます。

一回の訪問の中で複数ページを読むことを示す図
Visitsは訪問の回数で、訪問者の人数やPVと区別します。

Visits・訪問者・PVを同じ数字にしない

Visitsは訪問の回数を表し、一回の訪問で複数ページを読むことがあります。同じ人が何度も訪れれば訪問数は増えるため、Visitsをそのまま訪問者の人数として読まないでください。

Similarwebは、訪問者が一つ以上のページへアクセスすると一回の訪問として扱い、その後のページ閲覧も、一定の条件では同じ訪問に含むと説明しています。

出典:Similarweb|Total Visits(Calculation節の要約・2026年10月23日確認)

指標主に見ること読み違えやすい点
Visits選択期間の訪問回数同じ人の再訪も含み、人数ではない
Unique Visitors訪問者の規模端末をまたぐ同じ人の扱いを確認する
Pages / Visit一回の訪問で見る平均ページ数サイト全体のPVとは異なる
Visit Duration一回の訪問の平均時間長ければ必ず購入しやすいとは限らない
Bounce Rate一ページだけで終えた訪問の割合別ツールと比べる前に定義を確認する

アクセス数という言葉だけで資料を作らず、「対象月のVisits」「一訪問当たりのページ数」のように指標を記します。複数のサービスを併用するときも、名称が似ているだけで数値を足さないようにしましょう。

競合サイトのアクセス数を調べる方法|無料ツールと推定値の見方競合サイトのアクセス数を調べる方法|無料ツールと推定値の見方複数ツールのアクセス数を使い分け、推計値を比較する方法を解説します。関連記事|マーケティングノート

単月の大小に加え、増減した時期を見る

競合が一か月だけ伸びているのか、複数月で伸びているのかを見ます。自社を含む複数サイトが同じ時期に動いていれば、季節性や市場全体の変化も確認する必要があります。

一社だけ伸びている場合も、その原因が広告や記事と決まるわけではありません。公開ニュース、サイトの変更、流入経路などを調べ、時期が重なる事実と、原因として考えた仮説を分けて残します。

過去の保存資料と現在の画面を比べるときには、集計方法や分類の更新にも注意してください。同じ対象月の値でも、過去に見た画面と条件が一致しているかを確認します。

滞在や回遊は、ページの役割と合わせて読む

平均時間や一訪問当たりのページ数は、訪問者の動きを考える手掛かりです。ただし、用件が一ページで済むサイトと、多くの商品を探すECサイトでは、期待する動きが違います。

数字が小さいから内容が悪い、大きいから購入が多いとは決めません。サイトの役割と公開ページを見て、何を確かめる必要があるかを考えます。自社では問い合わせ内容や購入までの記録も合わせて見直しましょう。

流入経路とキーワードを掘り下げる

規模の違いが分かったら、どこから人が来ているかを調べます。全体の流入構成から関係のある経路を選び、検索語や紹介元、案内先のページへ進みます。

検索や紹介元などの経路からサイトへ流れ込む図
流入構成から関係する経路を選び、検索語や紹介元を確認します。

流入経路は、割合と件数の両方を見る

Marketing Channelsでは、自然検索、有料検索、他サイトからの紹介などの経路を比べられます。現行の公式説明では、生成AIや、有料・自然のソーシャル流入、アフィリエイトも分類されています。

経路別の割合が高いことと、そこから来る訪問が多いことは別です。件数と割合を切り替えられる場合は両方を確認し、どのサイトの何を分母にした割合かを読みましょう。

公式ヘルプは、流入経路ごとの訪問数と構成比を比較する方法を紹介しています。また、All TrafficはPCとモバイルWebを含む独自の全体推計であり、二つの表示値の単純合算ではないと説明しています。

出典:Similarweb|Marketing Channels/All Traffic(該当本文の要約・2026年10月23日確認)

検索を詳しく見る場合は、Website Keywordsなどで対象サイトを選び、期間や国、利用できる端末条件を設定します。自然検索と有料検索を分け、必要に応じて社名・商品名を含む指名語と、それ以外の語を見比べます。

指名語が多いサイトを、課題や用途を探す非指名語だけで集客するサイトと同じように評価しないことが大切です。自社が届けたい顧客の疑問に合い、商品・サービスへつながるテーマを探しましょう。

公式ヘルプは、Website Keywordsでサイト間の検索語を比較し、自然検索・有料検索や、指名・非指名などで絞り込む方法を紹介しています。Clicksは対象サイトへ送られるクリック数の推計として説明されています。

出典:Similarweb|Using Website Keywords(フィルター・指標定義の要約・2026年10月23日確認)

検索数、クリック数、順位はそれぞれ異なります。候補の語が見つかったら、実際の検索結果と競合の該当ページを読み、自社の記事や商品ページで何に答えるかを具体化します。

紹介元と、実際に掲載された内容を確かめる

Referralsでは、他サイトからの流入を調べます。比較サイト、業界メディア、提携先などが候補に出たら、相手の公開ページを開き、どのような紹介や案内があるかを確かめてください。

紹介元として表示されることだけで、有料掲載や直接の契約があるとは言えません。広告・PR・記事紹介などの掲載形態と条件を別に確認し、自社の顧客へ届く接点かを判断します。

Directの多さや広告流入だけで、成果を決めない

Directには、URLの直接入力やブックマークに加え、参照元が渡らないリンクからの訪問なども含まれます。割合の大きさだけで、ブランド認知や固定客の多さは判断できません。

広告からの訪問が多くても、競合の実際の利益や成約率までは分かりません。広告の表現や案内先も確認し、自社で検証できる仮説にとどめます。

調査結果から、自社で試すことを一つ選ぶ

数字の違いを見つけた後は、理由を確かめる公開情報と、自社の顧客の疑問を照らし合わせます。そのうえで、対応できる施策を選んで試します。

割合のグラフと訪問規模を一緒に確かめる図
比率の大きさだけでなく、母数と件数も一緒に確認します。

仮定例で、割合と規模の違いを読む

同じ月・国・端末範囲の訪問数と、各サイト内の自然検索比率を比較したとします。以下は計算の考え方を説明するための仮定で、実際のSimilarwebレポートや企業実績ではありません。

比べる項目自社の仮定値競合Aの仮定値
全体の訪問数10万回5万回
自然検索の割合40%60%
同じ範囲で換算10万回×40%=4万回5万回×60%=3万回

この仮定では、競合Aの自然検索比率は高いものの、件数は自社より少なくなります。「自然検索の割合が高いから、自社よりSEOで多く集客している」とは言えません。

実際の調査では、レポートが示す経路別の件数を確認し、母数の違う比率を掛け合わせないでください。丸められた数値を使った換算を、精密な実測値として扱わないことも必要です。

検索語や公開ページから、違いの理由を確かめる

仮定例の続きで、競合Aには自社と違う検索テーマが見つかったとします。まずその語の検索結果と該当ページを読み、自社の顧客も同じ疑問を持つかを、問い合わせや営業の記録で確認します。

たとえば法人研修の顧客から「受講前の準備が分からない」という質問が多いなら、競合ページの説明を参考に、準備物や日程調整の案内を見直す案が考えられます。競合の文章を写すのではなく、自社で対応できる内容へ置き換えます。

競合に多い流入経路をそのまま増やすより、自社の顧客が迷う点に関係する変更を選びましょう。新しい記事が必要なのか、既存ページの説明を直すべきなのかも、この段階で判断します。

変更後は、自社の問い合わせと計測データで確かめる

選んだ施策について、変更したページ、担当者、確認時期、見る指標を残します。準備の案内を直した場合なら、ページの閲覧だけでなく、同じ質問が減ったか、申込みまで進みやすくなったかを確認します。

広告量やキャンペーンなど、同じ時期に変わった条件も記録してください。Similarwebでは市場や競合の動きを追い、自社の記録では施策後の顧客の反応を確かめると、次に調べることを決めやすくなります。

比較検討中の見込み客へ、自社の価値を届ける

競合サイトや自社ページの調査を踏まえた集客施策として、ライバルマーケティング広告の仕組みと活用方法をご案内します。

ライバルマーケティング広告を見る
競合サイト分析のやり方|見るべき7項目・無料で調べる範囲競合サイト分析のやり方|見るべき7項目・無料で調べる範囲数字と公開ページを照らし、サイトの説明や導線を比べる手順を確認できます。関連記事|マーケティングノート

Similarwebの競合調査でよくある疑問

無料利用やデータが出ない場合など、調査中に迷いやすい点を整理します。

未表示のデータ欄を公開情報の確認で補う図
データが出ない項目をゼロにせず、公開情報の確認も進めます。

Similarwebは無料で競合調査できますか?

公式の無料チェッカーから概要の確認を始められます。詳しいキーワードやページ、履歴、比較・出力などは必要な機能ごとに利用条件を確認してください。無料ツールと期間限定の無料体験は同じものではありません。

データが出ないサイトは、アクセスがゼロですか?

ゼロとは判断できません。信頼できる推計に必要なデータが不足している場合があります。入力するサイトと表示条件を確認し、取得できない項目は未確認として残します。公開ページや検索結果を使う調査は並行して進められます。

Similarwebは、十分な推計を作れない場合に「Not enough data」や「N/A」を表示し、データ量の少ないサイトでは変動が大きくなる場合があると説明しています。

出典:Similarweb|Not enough dataの意味(本文の要約・2026年10月23日確認)

自社のGA4とSimilarwebの数値が違っても使えますか?

計測方法や定義、対象範囲を確認したうえで使います。競合との比較はSimilarweb内で条件をそろえ、自社の施策の確認には自社の計測と業務記録も使いましょう。一方の数値へ一定の倍率を掛けて、競合の実数を補正できるとは限りません。

競合の売上や成約率、顧客の個人情報まで分かりますか?

ここで扱うWebトラフィックやキーワードのレポートからは、競合の実売上や成約率は分かりません。訪問者の個人情報も特定できません。集計された訪問や検索の傾向を調べる用途で使い、自社への問い合わせや受注は自社の記録で確認してください。

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