GDNとは「Google Display Network(Google ディスプレイ ネットワーク)」の略で、Google広告のディスプレイ広告をWebサイト、アプリ、YouTube、Gmailなどに配信できる仕組みです。
検索広告が「検索している人」に届く広告だとすると、GDNは「まだ検索していない人」「一度サイトを訪れた人」「関連テーマを見ている人」に接触する広告です。認知拡大や再接触に向いていますが、配信が広いぶん、設計しないと問い合わせにはつながりにくくなります。
この記事でわかること
- GDNの意味と検索広告との違い
- GDNで使う広告形式・ターゲティング
- 費用を見るときの注意点
- 2026年以降のDemand Gen移行の見方
- GDNの次にライバルマーケティング広告を検討すべき理由
GDNで表示やクリックは増えているのに、問い合わせにつながりにくい方へ
競合比較中の見込み客に自社を届けるなら、ライバルマーケティング広告をご確認ください。
GDNとは?検索広告との違い

GDNは、Google広告のディスプレイ広告をさまざまな配信面に出すためのネットワークです。画像やテキストを使って、検索前のユーザーや過去に接触したユーザーに広告を表示できます。
| 項目 | GDN | 検索広告 |
|---|---|---|
| 接触タイミング | Webサイトやアプリを見ているとき | 検索しているとき |
| 得意な役割 | 認知、再接触、検討前の接点づくり | 顕在層の獲得 |
| 広告表現 | 画像、バナー、レスポンシブ広告 | テキスト中心 |
| 注意点 | 配信が広がりすぎることがある | 競合が多いキーワードはCPCが高い |
GDNでできること
GDNの役割は大きく3つです。最初から問い合わせだけを狙うより、目的ごとに分けて使うと成果を見やすくなります。
| 目的 | 使い方 | 見る指標 |
|---|---|---|
| 認知拡大 | まだ検索していない層にサービスを知ってもらう | 表示回数、クリック率、サイト流入 |
| 再接触 | 一度サイトを訪れた人に再度広告を見せる | 再訪率、CVR、CPA |
| 検討促進 | 資料請求、セミナー、比較表などへ誘導する | CV数、商談化率、受注率 |
GDNの主な配信パターン

GDNでは、レスポンシブディスプレイ広告、画像広告、リマーケティング、プレースメント配信などを使います。現在は素材を複数登録し、広告枠に合わせて自動調整する運用が中心です。
- レスポンシブディスプレイ広告:画像、ロゴ、見出し、説明文を組み合わせて自動表示する
- 画像広告:指定サイズのバナーをアップロードして配信する
- リマーケティング:過去のサイト訪問者へ再接触する
- プレースメント配信:特定のWebサイト、アプリ、YouTubeチャンネルなどを指定する
GDNのターゲティング

GDNは広く配信できる反面、ターゲティングが甘いと「見られるが売れない広告」になります。最低限、以下の4つを整理しましょう。
| 種類 | 内容 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| オーディエンス | 興味関心、購買意向、カスタムセグメントなど | 見込み客に近い層へ広げたい |
| コンテンツ | キーワードやトピックに関連する面 | 関連テーマの閲覧者に出したい |
| プレースメント | 指定したサイトやアプリ | 業界メディアなどに寄せたい |
| 自社データ | サイト訪問者や顧客リスト | 再接触や休眠顧客への配信 |
GDNのメリットと注意点

| メリット | 注意点 |
|---|---|
| 検索前のユーザーにも接触できる | 検討度が低い層にも出るため、CVRは低くなりやすい |
| 画像でサービスの魅力を伝えられる | バナーだけ変えても、LPや訴求が弱いと成果は出ない |
| リマーケティングで再訪を促せる | 訪問者数が少ないと配信量が足りない |
| 検索広告より低CPCになりやすい | 安いクリックが売上に近いとは限らない |
ポイント
GDNは「広く届ける広告」です。問い合わせを増やすには、広げた後にどのユーザーを再接触・比較検討へ進めるかを設計する必要があります。
GDNの費用で見るべき指標
GDNはクリック単価が安く見えることがありますが、CPCだけで判断すると失敗しやすくなります。見るべき指標は、目的によって変わります。
| 目的 | 見る指標 | 判断 |
|---|---|---|
| 認知 | 表示回数、クリック率 | ターゲットに届いているか |
| 再接触 | 再訪率、CVR | 検討に戻せているか |
| 獲得 | CPA、商談化率、受注率 | 事業成果に近い流入か |
特にBtoBや高単価商材では、フォーム送信数だけでなく、商談化率や受注率まで見ることが重要です。
成果につながるGDN設計

GDNは、以下の4点をそろえると改善しやすくなります。
- 目的を分ける:認知、再接触、獲得を同じキャンペーンに詰め込まない
- 訴求を分ける:課題訴求、事例訴求、比較訴求、オファー訴求を試す
- LPと一致させる:広告で約束した内容をLPの冒頭で回収する
- 質まで計測する:CV数だけでなく、商談化・受注まで追う
GDNの改善だけでは、比較検討中の見込み客に届ききらないことがあります。
競合サービスを見ているユーザーへ自社を届ける導線を作るなら、ライバルマーケティング広告が有効です。
GDNで失敗しやすいパターン

- 表示回数とクリック数だけで成功判断している
- 配信面やアプリ面を確認していない
- リマーケティングだけに頼って新規接点が増えていない
- クリエイティブ変更だけで成果改善を期待している
- 問い合わせ後の商談化率を見ていない
クリックが増えても問い合わせが増えない場合、問題はバナーではなく「ユーザーの検討度」にあるかもしれません。興味関心層だけでなく、比較検討層への接点も必要です。
2026年以降のGDNとDemand Gen移行

Googleは、Google Display AdsをDemand Gen側で扱えるようにする移行を進めています。Google Adsヘルプでは、2026年6月から移行ツールを段階的に提供し、既存のDisplay AdsキャンペーンをDemand Gen上のGDNへ移行できると説明されています。
大事なのは「GDN配信がすぐなくなる」と考えることではなく、管理や作成の場所が変わっていく点です。既存キャンペーンがある場合は、移行対象、素材、入札、配信チャネル、計測を確認しておきましょう。
GDNだけで足りない「比較検討層」への接点

GDNは、広く接触し、再訪を促す広告です。一方で、問い合わせに近いユーザーは、すでに競合サービスや比較記事を見ていることが少なくありません。
この比較検討層に届かないと、認知は取れているのに最後の候補に入れない状態になります。そこで組み合わせたいのが、競合比較中のユーザーへ自社を見せるライバルマーケティング広告です。
| 課題 | GDNでできること | ライバルマーケティング広告で補うこと |
|---|---|---|
| 認知が足りない | 広く接触し、サービスを知ってもらう | 比較段階でも自社を見せ、候補に入りやすくする |
| クリックはあるがCVしない | 再接触で、検討途中のユーザーを戻す | 競合検討中のユーザーに届け、問い合わせに近づける |
| 競合に候補を奪われる | 候補から外れないよう、継続的に接触する | 競合サイト閲覧層へ、自社の強みを訴求する |
| リードの質を上げたい | 入口を増やし、検討前の接点を作る | 検討度の高い層に寄せ、商談化しやすくする |
GDNで広く接触した後、競合比較中のユーザーにも自社を見せたい方へ
獲得効率を高める次の一手として、ライバルマーケティング広告をご検討ください。
まとめ:GDNは広く届ける広告、比較層には別の接点を作る

GDNは、Webサイトやアプリ、YouTube、Gmailなどに広告を出せるディスプレイ広告のネットワークです。認知拡大、再接触、検討促進に使いやすい一方、問い合わせを増やすには配信先・訴求・LP・計測の設計が必要です。
さらに、GDNで接触を増やした後は、比較検討層への接点も作るべきです。GDNで認知と再接触を作り、ライバルマーケティング広告で競合比較中のユーザーに自社を届けることで、問い合わせにつながる導線を作りやすくなります。
GDNの表示・クリックを、問い合わせや商談につなげたい方へ
競合比較中の見込み客に自社を届けるライバルマーケティング広告を、次の施策としてご確認ください。
FAQ
GDNとは何の略ですか?
GDNはGoogle Display Networkの略です。Google広告のディスプレイ広告を、Webサイト、アプリ、YouTube、Gmailなどに配信する仕組みです。
GDNと検索広告の違いは何ですか?
検索広告は検索中のユーザーに出ます。GDNはWebサイトやアプリを見ているユーザーに出るため、認知拡大や再接触に向いています。
GDNだけで問い合わせは増えますか?
商材によります。BtoBや高単価サービスでは、GDNだけでは検討度が足りないことがあります。GDNで接触を作り、検索広告、LP改善、ライバルマーケティング広告などと組み合わせるのがおすすめです。
ライバルマーケティング広告はいつ検討すべきですか?
GDNで表示やクリックは取れているのに問い合わせが増えない、検索広告のCPAが高い、競合比較中のユーザーにも自社を見せたい場合に検討すべきです。
参考情報











