動画マーケティングとは?目的別の使い分けと効果測定の実務【2026年最新】

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「動画を作ったが、再生数が伸びただけで問い合わせは増えなかった」——動画マーケティングで最も多い結果です。

結論からいうと、動画は「認知と理解」を担う手段であって、獲得を直接担う手段ではありません。再生数やCPAで評価すると、必ず割高に見えて止めることになります。評価は指名検索数の変化で行ってください。

この記事でわかること

  • 動画が担う役割(認知・理解・比較)と、担えない役割
  • 縦型と横型の使い分け
  • 制作費をどこにかけるべきか
  • 効果測定で見るべき指標
  • 動画だけでは届かない層への対処

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サービス動画

まずは動画で全体像を確認できます

競合を調べているユーザーに、どう自社を選択肢として届けるのか

ライバルマーケティング広告の仕組みや、競合比較中のユーザーに接点を作る考え方を、サービス紹介動画でも確認できます。記事を読む前の全体把握にも、読み終えたあとの社内共有にも使いやすい内容です。

社内共有や後で見返す場合は、YouTubeで動画を開くこともできます。

【結論】動画は「認知と理解」を担う

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目的動画の型評価指標
認知6〜15秒の縦型。課題を1つ提示するユニーク到達数、指名検索数
理解1〜3分。使い方・導入事例・デモ視聴完了率、その後の資料請求
比較他社と並べた際の違いを説明比較ページの滞在時間、商談化率

動画で獲得を直接狙わない

動画を見た人がその場で問い合わせることは稀です。動画の役割は「検索してもらう」「サイトに来てもらう」ところまでで、そこから先は受け皿の仕事です。この分担を理解していないと、CPAで評価して止めることになります。

市場は動画に動いている

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インターネット広告媒体費は、ビデオ(動画)広告、中でもSNS上の縦型動画広告の伸長により、前年比111.8%の3兆3,093億円となりました。(中略)ビデオ(動画)広告は1兆275億円となり、推定開始以降初めて1兆円を突破しました。

出典:電通「2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」(2026年3月5日発表)https://www.dentsu.co.jp/news/release/2026/0305-011004.html

インターネット広告媒体費は前年比111.8%の3兆3,093億円、ビデオ(動画)広告は1兆275億円と初めて1兆円を突破し、SNS上の縦型動画広告がその伸びを牽引しています。

「動画をやるべきか」はもう論点ではない

市場の資金が動画に集まっている以上、論点は「やるかどうか」ではなく「どの目的で、どの尺で作るか」です。

視聴環境を確認する

(ソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率・全年代)LINE:91.1%、Instagram:52.6%、X(旧Twitter):43.3%、Facebook:26.8%/(動画共有系)YouTube:80.8%、TikTok:33.2%

出典:総務省情報通信政策研究所「令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(令和7年6月27日公表)https://www.soumu.go.jp/main_content/001017160.pdf

動画共有系の利用率はYouTubeが80.8%、TikTokが33.2%です。YouTubeは年代を問わず到達できる数少ない媒体で、動画マーケティングの基盤として扱いやすくなっています。

縦型と横型の使い分け

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形式主な配信面向いている内容
縦型(9:16)ショート、リール、ストーリーズ課題提示、短い訴求
横型(16:9)YouTube通常、自社サイト埋め込み説明、デモ、事例インタビュー

共通の前提

  • 音声なしで意味が通る:テロップを必ず入れる
  • 最初の2秒で何の話か分かる:ここで離脱が決まる
  • 1本1テーマ:詰め込むと何も残らない

横型を縦型に切り出す

説明用の横型動画を1本作ったら、その中の要点を6〜10秒で切り出して縦型にすると、制作費を追加せずに配信面を広げられます。まずこの方法で検証してください。

制作費のかけどころ

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最初から高品質な動画を作る必要はありません。勝ち負けは配信して初めて分かるため、先に費用をかけると回収できないリスクが大きくなります。

進め方

  1. 簡易な素材を複数本:静止画のスライド化+テロップでよい
  2. 反応の良い構成を特定する:冒頭2秒の離脱率と視聴完了率で判断
  3. 勝った構成にだけ制作費を集中させる

初回は配信費と同額以上をかけない

制作費が配信費を大きく上回ると、検証量が足りないまま「動画は効かなかった」という結論になります。最初は制作を軽くし、配信量を確保してください。

使い回しを前提に作る

1本の動画は、広告・自社サイト・営業資料・展示会と使い回せます。権利関係(出演者・音源・素材)を、二次利用まで含めて契約時に確認しておくと、後から使えないという事態を避けられます。

効果測定で見るべき指標

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  1. 冒頭2秒の離脱率:素材の良否が最も端的に出る
  2. 視聴完了率:内容が期待と合っているか
  3. ユニーク到達数:何人に届いたか(再生数ではない)
  4. 指名検索数の変化:認知目的なら最重要
  5. 動画視聴者のその後の行動:サイト来訪、資料請求

再生数を成果にしない

再生数は、同じ人が複数回見ても増えます。見るべきはユニーク到達数と、その後の行動です。再生数だけを報告していると、施策の良否が判断できません。

指名検索数は開始前に記録する

動画の効果は、当月のCVではなく指名検索数の変化として現れます。開始前4週間の数字がないと後から比較できないため、着手前に必ず控えてください。

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動画が向いている商材・向いていない商材

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向いている

  • 実物や動きを見せると理解が進む:機器、施術、施工、ソフトウェアの操作
  • 説明が複雑で、文章では伝わりにくい
  • 担当者の人柄が選定理由になる:士業、コンサル、医療
  • まだ検索されていない:課題を自覚していない層に気づかせたい

向いていない

  • 今すぐの獲得を急いでいる:検索広告のほうが確実で速い
  • 制作を継続できない:1本作って終わりでは効果が続かない
  • 受け皿が整っていない:動画で興味を持たれても、着地先で判断材料がない

判断の目安

「文章と写真で説明しきれるか」を試してください。それで伝わるなら、動画を作るより文章と写真を磨くほうが安く済みます。

よくある失敗5つ

  1. 1本作って終わり:素材は消耗する。継続できないなら着手しない
  2. 最初から高品質を目指す:勝ち負けは配信して初めて分かる
  3. 再生数を成果にする:ユニーク到達数とその後の行動を見る
  4. CPAで評価する:認知・理解の手段なので必ず割高に見える
  5. 受け皿を用意していない:動画で興味を持たれても着地先で離脱する

5番が最も損失が大きい

動画の目的は「検索してもらう」「サイトに来てもらう」ことです。そのとき着地先に判断材料(費用の目安・他社との違い・導入の流れ)がなければ、制作費と配信費がそのまま消えます。受け皿を先に整えてください。

動画だけでは届かない層

動画は「まだ探していない人」に届く手段です。一方で、すでに複数社を並べて比較している段階の人には、動画より比較材料のほうが効きます。

検索連動型広告は、インターネット広告媒体費に占める構成比38.7%(取引手法は運用型)。ディスプレイ広告は運用型が前年比111.5%、予約型が前年比98.8%。

出典:電通「2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」(2026年3月5日発表)https://www.dentsu.co.jp/news/release/2026/0305-011004.html

検索連動型広告はインターネット広告媒体費の38.7%を占める最大の枠ですが、対象は検索している人に限られます。動画で認知を作り、検索広告で刈り取っても、その間の「比較段階」だけが空白になりがちです。

比較段階に置くもの

  • 自社サイトの比較材料(他社との違い・費用の目安・導入の流れ)
  • 比較系キーワードの検索広告
  • 競合を検討している層への配信

ライバルマーケティング広告では、指定した競合URLの訪問者を対象候補として配信を設計します。動画で作った理解を、この段階で回収するという組み合わせになります。配信可否・対象母数は対象URLと商圏によって変わるため、事前診断で確認します。

動画マーケティング チェックリスト

区分確認項目
目的認知・理解・比較のどれを担うか決めた
受け皿着地先に判断材料がある
素材音声なしでも意味が通る(テロップ入り)
素材最初は簡易素材を複数本用意した
権利二次利用の範囲を契約時に確認した
計測開始前の指名検索数を記録した
継続月1本以上の更新を継続できる体制がある

動画販促で比較中の層を競合サイトで狙い撃ちし、自社の広告相談へ誘導。

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動画マーケティングに関するよくある質問

動画を作れば問い合わせは増えますか?

直接は増えません。動画の役割は「検索してもらう」「サイトに来てもらう」ところまでで、そこから先は着地先の判断材料次第です。受け皿が整っていない状態で動画に投資すると、制作費と配信費が消えます。

制作費はいくらかけるべきですか?

初回は配信費と同額以上をかけないでください。勝ち負けは配信して初めて分かるため、まず簡易な素材を複数本で検証し、勝った構成にだけ制作費を集中させるほうが総額は安く済みます。

縦型と横型はどちらを作るべきですか?

目的で分けます。課題提示や短い訴求は縦型、説明やデモ・事例は横型です。横型を1本作り、その要点を6〜10秒で切り出して縦型にすると、追加費用なしで配信面を広げられます。

効果はどう測ればよいですか?

再生数ではなく、①冒頭2秒の離脱率、②視聴完了率、③ユニーク到達数、④指名検索数の変化です。とくに④は開始前4週間の記録がないと比較できないため、着手前に控えてください。

1本だけ作って様子を見てもよいですか?

勧められません。素材は消耗するため、1本では継続的な効果が出ません。月1本以上の更新を継続できる体制がないなら、動画より他の施策を優先したほうが確実です。

動画で比較検討層は取れますか?

取り切れません。比較段階の人には、動画より比較材料(他社との違い・費用の目安・導入の流れ)のほうが効きます。動画で認知を作り、比較ページと比較段階への接点で回収する組み合わせにしてください。

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